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宗像久嗣の研鑚

イラストレーター兼デザイナ兼IT雑用係。気楽にやろう。

CLIP STUDIO PAINT PROからPhotoshop形式(PSD)で保存した際の レイヤー効果について

この記事は古いです。タイトルの内容については新しく記事を書きましたので下記をご欄下さい。

munakata106.hatenadiary.jp

 

※以下、CLIP STUDIO PAINT PROをクリスタと呼称する。

基本的に私はクリスタで絵を描き、完成したら統合せずにPSD形式で書き出し→納品という流れにしてます。ところが、クリスタでレイヤー効果や補正レイヤーを使い、そのままPSDで書きだしてPhotoshopで開いてみると、色味が変わってる場合があります。これは大変困る。

ということで、どれがどんな風に変わるのか、その対策はあるのかをまとめてます。ちょっと前に調べたことなので今は違っているかも。ちなみにPhotoshopはCS5です。

■レイヤー効果「覆い焼き発光」→「覆い焼きカラー」

クリスタでは「覆い焼き発光」がPhotoshopでは「覆い焼きカラー」となり、同じ効果になります。ただ、クリスタでレイヤーの「不透明度」を下げていた場合、Photoshop側にもきちんとその「不透明度」に数値が引き継がれるのですが、同様の覆い焼きの絵にはなりません。何故でしょうか?

まず、Photoshopのレイヤーには「不透明度」塗り」という二通りの透明度が設定できます。一つめの「不透明度」というのは”レイヤー効果などもすべて合わせた透明度”なのに対し、「塗り」は”純粋にレイヤーに描写した塗りの透明度”になります。実はこれがポイントで、クリスタの「不透明度」とはPhotoshop塗り」のことなのです。

つまり、クリスタで「不透明度」を70にしていた場合、Photoshopで開くと「不透明度」が70になっているので、これを100に戻し、「塗り」を手動で70にします。これでクリスタと同じ絵になるはずです。

■レイヤー効果「加算(発光)」→「覆い焼き(リニア)加算」

クリスタ「加算(発光)」→Photoshop「覆い焼き(リニア)加算」になります。
こちらも上の「覆い焼きカラー」と同じ対策で問題ありません。

■色調補正レイヤー:トーンカーブ

設定値はPhotoshop側にも引き継がれますが、これもクリスタとの表示結果は異なり、コントラストがかなりきつめに再現されてしまいます。

解決法としては手作業になってしまうのですが、右斜め上に走っている基準線にカーブを近づけるイメージでカーブを緩やかにしてやると、同様の表示結果が得られます。

■色調補正レイヤー:明るさコントラスト

違いはとくになさそう

■色調補正レイヤー:階調の反転

これも違いはとくになさそう

■色調補正レイヤー:レベル補正

これも違いはとくになさそう

■色調補正レイヤー:色相・彩度・明度

色相は特に問題がなさそうですが、彩度と明度に関しては大きな違いが見られました。これについてはいろいろ試してみたが対処法がないため、色調補正レイヤー自体の使用を避けるのがベストかもしれません。

■色調補正レイヤー:カラーバランス

「輝度を保持」の設定まで引き継がれているのですが、若干色味が変わって表示される。特に中間色のパラメータの結果がほんのわずかに色味が変わっています。これも対処法が無し。

 

色味の設定は最終的にPhotoshopで行い、クリスタではしないほうが安全といえば安全ですね。なかなか連携は難しいとは思いますが、両社どうかよろしくお願いします。